80年代英国

ハワード・ジョーンズ

前回のプロパガンダの楽曲提供者として名前が出てきたので、今回はハワード・ジョーンズを取り上げたいと思います。 彼のことは80年代前半に洋楽を聴いていた人ならご存知でしょう。世界的なヒットを数多く飛ばし、日本でもかなり人気がありましたから。 ハ…

ロキシー・ミュージック

とりあえず全然関係ない話を。 先日このブログがどんなワードで検索されているのか、興味があってちょっと調べてみたんですけど、「星屑のイノセンス」「エロ」という検索が非常に多く、正直当惑しました。 何でだろう、と思ってちょっと調べてみると、結構…

スクィーズ

70年代後半の英国のバンドで、「パワーポップ」という呼び方が一番似合っていたのがXTCとスクィーズでしょう。というわけで今回はそのスクィーズです。 彼らは74年にロンドンで、グレン・ティルブルックとクリス・ディフォードのソングライター・コンビを中…

シスターズ・オブ・マーシー

またまたまた前回の続きです。このままではゴス・ブログになってしまいますので、今回でやめるつもりですけど。 前回のミッションの中心人物ウェイン・ハッセイが、それ以前に在籍していたバンドが今回紹介する「ゴスの帝王」シスターズ・オブ・マーシーです…

ミッション

またまた前回の続きで申し訳ない。今回は初期のオール・アバウト・イヴと活動を共にすることも多かったミッションです。 ミッションは元デッド・オア・アライブのメンバーで、シスターズ・オブ・マーシーを脱退したばかりのウェイン・ハッセイとグレッグ・ア…

オール・アバウト・イヴ

前回の続きです。と書くと「またか」と思われる方もおられるでしょうが、こういう連想ゲーム的な展開でネタ探しをすることが多いブログなので、どうかご容赦ください。 ジーン・ラヴズ・ジザベルの初期には、ジュリアンヌ・リーガンという女性ベーシストが在…

ジーン・ラヴズ・ジザベル

仕事中になんとなく思い出したんで、今回はジーン・ラヴズ・ジザベルです。 彼らはジェイ(ギター、ヴォーカル)とマイケル(ヴォーカル)の双子のアストン兄弟を中心として、81年に結成されました。主にインディーで活動していましたが、英国でのゴスの隆盛…

コミュナーズ

前回の続きです。 ブロンスキ・ビートを脱退したジミー・ソマーヴィルは、シングル『It Ain't Necessarily So』にゲスト参加していたピアニストのリチャード・コールとともに、コミュナーズというポップ・デュオを結成しています。 ジミーのハイトーン・ヴォ…

ブロンスキ・ビート

突然思い出したので、今回はブロンスキ・ビートです。こういう発作的な理由で書き始めることが多いようにも思えますが、気にしないで下さい。 ブロンスキ・ピートは80年代前半、ジミー・ソマーヴィル、スティーブ・ブロンスキ、ラリー・スタインバチェックの…

ドクター&ザ・メディクス

今回はドクター&ザ・メディクスです。 と名前を出しても知らない人のほうが多いでしょうね。この人たちはまごうことなき一発屋ですから。 彼らは82年に英国ロンドンで、有名DJのドクター(本名はクライブ・ジャクスン)を中心に結成され、のちに女性2人を含…

モノクローム・セット

前回の続きです。2回連続で同じバンドについて書くというのは初めてですが、それくらいの思い入れはありますので。 2ndアルバム発売後、モノクローム・セットは急速にモンド感を薄め、ストレートな音作りを目指す路線に転じていきました。 それはこれまでの…

モノクローム・セット

一昨日名前を出したので、今回は「ネオアコ界の裏番長」ことモノクローム・セットをいきます。 ネオアコというくくりでありますが、本来このバンドは一風変わったエキゾチック感や人を食ったようなユーモア・センス、ホットロッド仕込みの奇天烈ギターを生か…

ドゥルッティ・コラム

昨日コメントを頂いて思い出し、久々に聴いてみました。というわけで、今回はドゥルッティ・コラムです。 ドゥルッティ・コラムというのはヴィニ・ライリーのソロ・プロジェクトです。彼はもともとパンク・ムーブメントに触発されてバンドを組んでいましたが…

ヴェイパーズ

あまりハードロックのことばかり書いていると、ハードロックブログと勘違いされそうなので、ここらで軌道修正します。 今回は個人的に最も好きだった、80年代初期のニューウェーブです。その中でも今は日本ではもう忘れられていると思う、ヴェイパーズを取り…

ホワイトスネイク

最近ハードロックやメタルに凝っているのは前に書いたとおりですが。 で、昨日レインボーを出してきたので、今日はホワイトスネイクをいきます。 ホワイトスネイクは、元ディープ・パープルのヴォーカリストだったデヴィッド・カヴァーディルが結成したハー…

レインボー

昨日がディープ・パープルなら、今日はレインボーしかないだろうと思って。 レインボーというのはディープ・パープルの天才ギタリストだったリッチー・ブラックモアが、脱退後立ち上げたハードロック・バンドです。 今の若い人は知らないと思いますが、当時…

ソフト・セル

昨日の続きになります。 マーク・ボランの愛人で、死亡事故の際に車を運転していたグロリア・ジョーンズは、ソウル・ミュージックの歌手でした。 そんな彼女が64年にリリースした曲に『Tainted Love』というのがありました。この曲は全然売れなかったんです…

マット・ビアンコ

今日はいつもと趣向を変えて、オシャレ系の音でいってみましょう。 と言っても僕は単なるアイドル好きのおっさんなので、現在進行形のオシャレなんかとても出してこれるわけはなく、昔のオシャレな音なのがなんとも申し訳ないんですが。というわけで今回はマ…

デッド・オア・アライブ

昨日久しぶりにCDの棚を軽く整理していたら、いろいろと懐かしいCDが出てきました。 今でこそ最近の音楽に疎くなってきて、ほとんどCDは買わないのですが、昔は潤沢な資金があったうえに当人の感性も敏感だったので、流行りものからどマイナーなものまで手当…

カジャグーグー

ベックの次がこれとか、我ながらあまりに異常な気もするんですが、今回はカジャグーグーです。 日本でもアイドル的な人気を誇ったんで、当時洋楽を聴いていた人は名前くらいは知ってるかもしれません。 カジャグーグーは当時うだつの上がらなかったアール・…

ポリス

僕が中学生くらいの頃には、ロッカーというのは不健康であるのが当たり前でした。 酒を飲み女を抱きドラッグに耽り、昼夜逆転したような生活を送る。それがロックンロール・ライフでしたから。 その固定観念を思いっきりひっくり返してくれたのが、当時ポリ…

ブラック・サバス

あのブラック・サバスが、オリジナル・ラインナップで再結成するというニュースが入ってきました。 ブラック・サバスがオリジナル・ラインナップで再結成。新作とツアーを計画中とト二ー・アイオミが明言 (2011/08/17) 洋楽ニュース|音楽情報サイトrockinon…

エイジア

トレヴァー・ホーン関連のことばかり書いてましたが、当然ジェフ・ダウンズも活動をしていました。 彼はホーンのような路線ではなく、オーソドックスなロックの方向に進んでいきました。元キング・クリムゾンのジョン・ウェットン(ヴォーカル、ベース)、元…

アート・オブ・ノイズ

トレヴァー・ホーンには自らのプロジェクトもありました。それがアート・オブ・ノイズです。 彼らはフェアライトCMIやイミュレーターを駆使し、効果音をサンプリングしたパロッキーで実験的なエレクトロニック・ミュージックを演奏するユニットでした。 当時…

フランキー・ゴース・トゥ・ハリウッド

ちょっとトレヴァー・ホーンに戻ります。 トレヴァー・ホーンは多くのミュージシャンをプロデュースしましたが、その中でも最もセンセーショナルだったのはフランキー・ゴース・トゥ・ハリウッドだったでしょう。 彼らは1980年代半ばに活躍し、ホーンが作り…

プリファブ・スプラウト

昨日の続き。 トーマス・ドルビーがプロデュースした幾多の作品の中に、プリファブ・スプラウトの2ndアルバム『Steve McQueen』(邦題は『スティーブ・マックイーン』)があります。 これは本当に名盤でしてね。一時は毎日のように聴いておりましたっけ。今…

トーマス・ドルビー

昨日の続き。 ザ・カメラ・クラブのキーボード・プレイヤーだったトーマス・ドルビーは、その後リーナ・ラヴィッチのバンドの助っ人やフォリナーのアルバム『4』への参加を経て、XTCのアンディ・パートリッジとの共同プロデュースでソロ・デビューを果たしま…

オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク

今回はテクノポップのオーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク(以下OMD)です。 彼らはアンディ・マクラスキーとポール・ハンフリーズの2人を中心としたシンセ・ポップ系ユニットで、79年にデビューし、英国のテクノポップの代表的存在となります…

ジュリアン・コープ

昨日の続き。 ティアドロップ・エクスプローズを解散させたジュリアン・コープは、ソロに転進してネオ・サイケのカリスマとも呼ばれる存在になりました。 特に彼が才能を開花させた80年代半ばの充実ぶりは神がかっていて、一気に突き抜けたようなサイケ・ポ…

ティアドロップ・エクスプローズ

今回は英国リバプールのニューウエーブシーンを、エコー&ザ・バニーメン(以下エコバニ)とともに牽引した、ティアドロップ・エクスプローズです。 後にエコバニを結成したイアン・マッカロク、ワー!で知られるピート・ワイリー(この人はいったいどこへ行っ…