2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

プリファブ・スプラウト

昨日の続き。 トーマス・ドルビーがプロデュースした幾多の作品の中に、プリファブ・スプラウトの2ndアルバム『Steve McQueen』(邦題は『スティーブ・マックイーン』)があります。 これは本当に名盤でしてね。一時は毎日のように聴いておりましたっけ。今…

トーマス・ドルビー

昨日の続き。 ザ・カメラ・クラブのキーボード・プレイヤーだったトーマス・ドルビーは、その後リーナ・ラヴィッチのバンドの助っ人やフォリナーのアルバム『4』への参加を経て、XTCのアンディ・パートリッジとの共同プロデュースでソロ・デビューを果たしま…

ブルース・ウーリー&ザ・カメラ・クラブ

昨日の続き。 『Video Killed The Radio Star』のクレジットを見ると、作詞作曲が「Horn/Downes/Woolley」になっているのに気づくでしょう。 「Horn」はトレヴァー・ホーン、「Downes」はジェフ・ダウンズのことですが、なら「Woolley」って誰?ということに…

バグルス

おかげさまで熱は下がりました。医師の処方する薬は、売薬とは効き目が違いますね。 では早速今日も行きましょう。 70年代後半から80年代前半にかけて、電子音やシンセサイザーを多用したテクノポップ(欧米ではエレポップ、シンセポップ)がチャートを席巻…

ベル・アンド・セバスチャン

今日は体調が優れなくて医者に行くので、簡単に紹介だけ。 ベル・アンド・セバスチャンのPVです。 Belle And Sebastian - I Didn't See It Coming 昨年発売された8thアルバム『Write About Love』のオープニングナンバー。 このPVのバージョンはシングルカッ…

ウィーザー

ちょっと夏風邪を引いたみたいです。多少熱っぽくて、鼻水が止まりません。 とりあえず仕事はなんとか無事に終わったので、今日は薬を飲んで寝ることにします。 というわけで更新に時間が取れないので、小ネタを。 Rivers Cuomo with Scott Murphy - ヘビー…

エイミー・ワインハウス

昨日亡くなったというニュースを知って、ちょっと驚いています。 以前からドラッグ常習やアルコール中毒が報じられてはいましたし、危ういところは確かにあったのですが、やはりいざ現実のものとなるとショックです。 とりあえず追悼の意味を込めて一曲。 Am…

中村とうよう氏のこと

自殺されたということを数日前に知って、驚きました。 他に書くところがないので、この場を借りてちょっとだけ。

オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク

今回はテクノポップのオーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク(以下OMD)です。 彼らはアンディ・マクラスキーとポール・ハンフリーズの2人を中心としたシンセ・ポップ系ユニットで、79年にデビューし、英国のテクノポップの代表的存在となります…

ジュリアン・コープ

昨日の続き。 ティアドロップ・エクスプローズを解散させたジュリアン・コープは、ソロに転進してネオ・サイケのカリスマとも呼ばれる存在になりました。 特に彼が才能を開花させた80年代半ばの充実ぶりは神がかっていて、一気に突き抜けたようなサイケ・ポ…

ティアドロップ・エクスプローズ

今回は英国リバプールのニューウエーブシーンを、エコー&ザ・バニーメン(以下エコバニ)とともに牽引した、ティアドロップ・エクスプローズです。 後にエコバニを結成したイアン・マッカロク、ワー!で知られるピート・ワイリー(この人はいったいどこへ行っ…

ブラー

昨日『Parklife』を載せたんで、続き的な感じでブラーを。 ブラーはあまりにも有名なバンドなんで細かい説明は省きますが、ブリットポップムーブメントの代表格として登場し、オアシスやレディオヘッドとともに90年代以降の英国のロックシーンを代表する存在…

フィル・ダニエルス&ザ・クロス

昨日ネオ・モッズについて書いたなかで、『さらば青春の光』という映画にちょっとだけ触れたんですが。 その中で主人公であるモッズ少年ジミーを演じたフィル・ダニエルスが組んでいた、フィル・ダニエルス&ザ・クロスというバンドの音があったんで載せてお…

シークレット・アフェア

70年代後半に、英国でネオ・モッズという一種のリバイバル的なムーブメントがありました。 ザ・ジャムのブレイク、そしてザ・フーの『四重人格』をもとに製作された映画『さらば青春の光』が、次第に商業化と閉塞感を強めていたパンクに対し、再びストリート…

L.A.ガンズ

昨日の続き。 ガールが解散した後ヴォーカルのフィリップ・ルイスは、アメリカに渡り元ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストだったトレーシー・ガンズ、ファスター・プッシーキャットのベーシストだったケリー・ニケルズと組み、L.A.ガンズを結成しました。…

ガール

77年に英国でパンク旋風が吹き荒れると、それまでロックの本流であったハードロックは、あっという間に古臭い存在へと変わってしまいました。 しかし70年代末には早くもその揺り戻しが起き始め、ニュー・ウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル(以…

ホット・バター

僕が初めて聴いたシンセサイザーによる音楽です。 70年代半ばから洋楽は聴いていたんですが、これはクラフトワークより先に聴いた記憶があります。 まあでも有名な曲ではありますよね。昔ペンゴっていうアーケードゲームがあって、この曲をBGMに使ってました…

サード・ワールド

夏だからここはひとつレゲエでも聴いてみるか、と思い立ったんですが。 ただ僕の場合レゲエと言えばボブ・マーリー、くらいで時代が止まっている人なんで、最近の本流であるダンスホール・レゲエとか全然知らないのでした。 やっぱりレゲエはルーツ・レゲエ…

フレンズ・アゲイン

今日もスコットランドのバンド、フレンズ・アゲインです。 彼らはアズデック・カメラ、オレンジ・ジュースらに次ぐネオアコ第二世代として登場しましたが、わずか2年程度の活動で、アルバム1枚を残しただけで解散してしまったので、ほとんど作品は残していま…

ブルー・ナイル

今日はスコットランドの至宝、ブルー・ナイルです。 と言っても、あまり知っている人はいないかもしれません。彼らはとにかく寡作なミュージシャンで、結成して30年で4枚のアルバムしか出していないのですから。 最初のアルバム『A Walk Across The Rooftops…

コーギス

年齢のせいか、何かの拍子に突然少年時代に聴いた曲を思い出すことが多いのですが。 というわけで、今回はコーギスというユニットについて書きます。 コーギスはスタックリッジというビートルズ風のバンドに在籍していた、ジェームス・ウォーレンとアンディ…

スティクス

昨日握手会や飲み会に行っていたせいで、時間が全然ないので短くいきます。 今回はスティクスです。最近超久々に聴いて、やっぱりいいなと思ったんですけど。 日本ではともすれば、晩年の『ミスター・ロボット』のイメージで語られがちですが、本来は哀愁あ…

シャッグス

『タモリ倶楽部』の録画をまとめて観ていたら、このバンドがかかったので思い出しました。「世界最悪のロックンロールバンド」シャッグスです。 僕は昔このバンドの編集盤を、フランク・ザッパの推薦文に惹かれて買っちゃったんですよね。帰って聴いてみて呆…

アンスラックス

仕事で右肩を痛めてしまったので、短めに。 今日はスラッシュ四天王の一つ、アンスラックスです。 彼らはニューヨーク・ハードコアの影響を強く受けたスピーディーなスタイルと、ファンクのグループ感やインディアンのビートなども取り入れてしまう実験性を…

フェイス・ノー・モア

今日はフェイス・ノー・モアです。 彼らはミクスチャー、クロスオーバーと呼ばれる音楽を代表するバンドの一つです。 基本はメタルなんですが、ファンクやソウル、ラップから、果てはカントリー・バラードまで取り入れるため、ジャンル分けが非常に難しいバ…

クイーン・オブ・ザ・ストーン・エイジ

昨日書いたカイアスのギタリストだったジョシュ・オムが、解散後結成したバンドがクイーン・オブ・ザ・ストーン・エイジです。 バンド名は「石器時代のオカマ」という意味だそうです。最初ジョシュはバンド名をガンマ・レイとしたのですが、ドイツに有名な同…

カイアス

今日はストーナー・ロックのカイアスです。 ストーナー・ロックというのは初期ブラック・サバスや同時代のサイケに影響された、原始的かつブルージーな、重くて遅いテンポのサウンドを出すジャンルです。単調なリフがもたらすドラッギーな感覚のため、マリフ…

カーズ

昨日のディーヴォの続き。アメリカのニューウェーブバンドから抜けられないww ディーヴォのような極端な例だけではなく、パンクやニューウェーブのエッセンスをふんだんに盛り込んで、商業的に成功したバンドもいました。アメリカだと代表例がカーズでしょ…

ディーヴォ

ニューヨーク・パンクはロンドンをはじめとして、いろいろなところに遺伝子を残したんですが、その中でも特に奇妙な形で結実したバンドがあります。それがディーヴォです。 ディーヴォは米国オハイオ州アクロン出身のニューウェーブ・バンドで、人間が普通プ…

ブロンディ

ニューヨーク・パンクの中には、後に違う音楽性にシフトして大成功を収めたバンドもありました。それがブロンディです。 彼女たちは「ニューヨークのセックス・シンボル」とも呼ばれた女性ヴォーカリスト、デボラ・ハリーを前面に押し出したバンドで、初期は…