フレンズ・アゲイン

今日もスコットランドのバンド、フレンズ・アゲインです。
彼らはアズデック・カメラ、オレンジ・ジュースらに次ぐネオアコ第二世代として登場しましたが、わずか2年程度の活動で、アルバム1枚を残しただけで解散してしまったので、ほとんど作品は残していません。


今回久々に聴いてみましたが、それほど目立つ個性があるわけではありませんけどなかなかいけます。
草原を吹き抜ける爽やかな風のような旋律、ファンキーな味もあるベースライン、ちょっとソウルっぽい女性コーラスなど、いなたさと洗練の混ざり具合がなかなか絶妙です。
そう言えばフリッパーズ・ギターの1stシングルは『Friends Again』という曲でしたが、タイトルはこのバンドから取ったのは有名ですね。そのせいで一部での知名度は高いんですけど。


Friends Again - Lucky Star


PVとかはないようなので、とりあえず音だけでも。
これは84年にリリースされたシングルで、彼ら唯一のアルバム『Trapped And Unrapped』にも収録されている曲です。
当時特にヒットしてはいないと思うのですが、陽気でアメリカンロックへの愛情の感じられるところが良いです。


Friends Again - Sunkissed


これも『Trapped And Unrapped』所収のシングル。
ホワイトファンクへの接近が顕著で、どことなくヘアカット100を髣髴とさせる感じの曲です。


バンドは84年にメンバー間の音楽性の違いにより、あっさりと解散してしまいました。
CDは一時ボーナストラックいっぱいで再発されたんですが、現在は廃盤。フリッパーズ・ギターが取り上げたせいなのか、中古盤は結構な高値になっています。