フェイス・ノー・モア


今日はフェイス・ノー・モアです。
彼らはミクスチャー、クロスオーバーと呼ばれる音楽を代表するバンドの一つです。
基本はメタルなんですが、ファンクやソウル、ラップから、果てはカントリー・バラードまで取り入れるため、ジャンル分けが非常に難しいバンドでした。
特にヴォーカルのマイク・パットン飲尿パフォーマンスが有名で、「変態バンド」の異名を欲しいままにしていましたが、その反面音楽的な評価も非常に高く、演奏も巧みでしたっけ。
また故カート・コバーンの嫁の、コートニー・ラブが一時ヴォーカルを務めていたこともありました。態度がでかく、すぐクビになったそうですがw


Faith No More - From Out Of Nowhere


89年にリリースされた3rdアルバム『The Real Thing』に収録されていた曲。
ゴリゴリでメタリックなギター、バキバキいってるベース、やたらと存在感を主張するキーボードが印象的な、非常にメタルっぽい音作りとなっています。
彼らがメタル誌『BURRN!』の人気投票によく入っていたのは、こういう曲をプレイしていたからなんでしょうね。
ポップでキャッチーなメロディなので、彼らの中ではかなり聴きやすいです。


Faith No More - Epic


同じアルバムに収録されていた彼らの代表曲。ビルボードでトップ10入りを果たす大ヒットにもなっています。
ラップで始まり、サビは明るくポップ、バッキングギターと泣きのギターソロはメタル、エンディングはイージーリスニングとなんでもありのてんこ盛りな魅力満載の不思議な曲です。
バンドの雑食性が色濃く現れていて、その意味では彼ららしい曲と言ってもいいかもしれません。


フェイス・ノー・モアは98年に解散しています(ドラムスのマイク・ボーディンは一時オジー・オズボーンのバンドに参加している)が、09年には再結成してライブ活動を行っています。