ホット・バター

僕が初めて聴いたシンセサイザーによる音楽です。
70年代半ばから洋楽は聴いていたんですが、これはクラフトワークより先に聴いた記憶があります。
まあでも有名な曲ではありますよね。昔ペンゴっていうアーケードゲームがあって、この曲をBGMに使ってましたっけ。


Hot Butter - Popcorn


当時最先端の技術だったモーグシンセサイザーで、ポップコーンのポコッとはじける音を表現したこのキュートな曲は、アメリカで200万枚以上を売ったのをはじめ世界各国で大ヒットしました。
ホット・バターはビルとスティーブのジェローム兄弟を中心とした、6人組のスタジオ・ミュージシャン集団だそうですが、詳しいことはよくわかりませんし、その後活躍したという話もあまり聞きません。
しかし当時まだあまり知られていなかったモーグを(ワルター・カーロスの『Switched On Bach』のような先例こそありましたが)、ポップスの世界に導入したという功績は、もっと高く評価されてもよいのではないでしょうか。


ちなみに作曲者のガーション・キングスレイは、あのディズニーのエレクトリカル・パレードで有名な『Baroque Hoedown』の共作者でもあります。


Perrey & Kingsley - Baroque Hoedown


ジャン・ジャック・ペリーとの共作であるこの曲は、誰でもメロディを知っているのにタイトルは知らない曲の代表的なものとなっていますね。