ホワイトスネイク

最近ハードロックやメタルに凝っているのは前に書いたとおりですが。
で、昨日レインボーを出してきたので、今日はホワイトスネイクをいきます。
ホワイトスネイクは、元ディープ・パープルのヴォーカリストだったデヴィッド・カヴァーディルが結成したハードロックバンドで、本来彼自身が傾倒するブルースの色の非常に強いバンドでした。
また一時は元ディープ・パープルの同僚イアン・ペイスジョン・ロードを迎え、最も元パープルの匂いの強いバンドでもありました。


Whitesnake - Fool For Your Loving


個人的にはこれが最高。
ダンディーでブルージーでソウルフルな名曲です。タイトなリズムと官能的なギター、そしてデヴィッドの入魂のヴォーカルが沁みます。
のちに名うてのミュージシャンを集めてセルフカバーしていますが、このオリジナルヴァージョンのエモーショナルな深みは出てないですね。


ホワイトスネイクは一時空中分解した後、デヴィッドを不動のフロントマンとし、他はテクニカルなミュージシャンをそのたびに集めて彼をサポートさせるという形になって大ブレイクを果たしました。
でも僕はかつての名曲を洗練されたポップな路線で再録したり、自分の彼女を大々的にPVに使ったり(しかもその彼女を、後にO.J.シンプソンに寝取られた)というところがウザくなって、聴くのを止めちゃったんですがw
レインボーもポップで洗練された路線になったのに特に嫌にはならなくて、ホワイトスネイクは嫌になったというのは矛盾している気もしますが、考えてみるとそれは僕がリッチー・ブラックモアにはカリスマを感じていても、デヴィッドには特にそれを感じていなかったから、というのが大きかった気がします。
彼のヴォーカル自体は好きなんで、また機会があれば聴き直して再評価したいとは思っているのですけど。