ロータス・イーターズ

ネオアコというのはそんなに詳しくないのですが、このバンドは好きでした。ロータス・イーターズです。
彼らは80年代前半に英国リバプールで結成され、短い活動期間の中で1枚のアルバム、5枚のシングルを残しています。
特徴を簡単に言うと、透明感溢れるヴォーカルと、繊細なギターで奏でられる感傷的でありながら凛としたメロディが胸に響くアコースティック・ポップ・バンドでしたね。
無垢で翳りのあるサウンドは、当時第二次ブリティッシュ・インヴェイジョン真っ只中の英国においては地味でしたが、それだけに鮮烈に感じられたのを覚えています。


Lotus Eaters - The First Picture Of You


83年にリリースされたデビュー・シングルで、全英で15位のスマッシュ・ヒットとなった出世作
透明感を湛えた繊細なヴォーカルと、ナイーヴでセンシティヴなギターの絡み、切ない泣きのメロディが印象的な曲で、非常に質の高いネオアコサウンドが聴けます。
今回久々に聴いてみたんですが、今なおセンチメンタルな甘酸っぱさ、みずみずしさを失っていないのには感嘆しました。
80年代ネオアコ界を代表する一曲ですし、このジャンルが好きな人にはぜひ聴いてもらいたいです。


バンドは84年に1stアルバムを出してすぐに解散。その後は断続的な解散・再結成を繰り返しており、01年にはおよそ18年ぶりとなる2ndアルバムを発表しました。
09年の再結成後はライヴを中心に活動を行ない、昨年は来日も果たしています。