ジャクソン・ブラウン

今日も時間がないので簡潔に。つーか今週はずっと忙しそう。


昨晩仕事しているときに、何故かジャクソン・ブラウンのことを思い出してしまいました。
彼はアメリカのシンガーソングライターで、本国におけるこのジャンルを確立した一人です。
人間の苦悩、悲しみ、葛藤、生死、愛、社会に対する思いなどを、センシティヴでナイーブな感じで歌う曲が多いのが特徴でしょうか。
浜田省吾佐野元春尾崎豊らが多大な影響を受けたと言われているそうですが、ほんまかいな。


Jackson Browne - Running On Empty


77年にヒットした『孤独なランナー』。
ジャクソン・ブラウンにしては、非常にシンプルな力強いロックナンバーです。デヴィッド・リンドレーの弾くスライドギターが、なんともカッコいいのですが。
これを収録したアルバム『Running On Empty』も全米第3位まで上がり、700万枚の売上を記録するなど、当時かなりヒットしました。
ちょうど僕が中1の頃、FMでこの曲と『Stay』という曲がよく流れていて、その流れで初めて彼のことを知ったんでした。ちなみに『Stay』はどんな曲なのか思い出せない(笑)
この曲は映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』の劇中、トム・ハンクス演じるちょっと足りない青年が、必死でアメリカの大地を駆け抜けるシーンに使われていたので、知っている人は知っているかもしれません。
また08年のアメリカ大統領選で、共和党ジョン・マケイン候補がこの曲を無断で選挙CMで使用し、ブラウンから提訴されたこともありましたっけ(のちに和解)。


Jackson Browne - Take It Easy


ちなみにイーグルスで有名なこの曲も、彼の作ったものだったりします。
イーグルスのバージョンより素朴ですが、これはこれでなかなかいいものです。


ブラウンは非常にリベラルな政治思想の持ち主で、レコード制作を通して社会的な発言を行うほか、実際にチャリティなどで積極的に活動しています。
しかし徐々に政治的なメッセージを曲に含むようになってからは、音楽的な評価こそ高いものの売り上げは下がり、現在はレコーディングよりコンサート・ツアーに比重を置くようになってしまいました。
ただ昨年もシェリル・クロウとともに来日するなど、ライブ活動ではまだまだ健在のようです。