マリリン・マンソン

今日はちょっと出かけなくてはいけないので、こんな早朝に書いているんですが。
というわけで、またまた昨日の続きです。毎度のことですけど、なんか連想ゲームみたいだな。
ソフト・セルの『Tainted Love』は、今世紀に入ってあのマリリン・マンソンもカバーしています。


Marilyn Manson - Tainted Love


原曲よりテンポを遅めにして、インダストリアルっぽいアレンジを施していますね。
ソフト・セルのような妖しさはありませんが、その分非常にヘヴィで、いかにもマンソンっぽい仕上がりとなっています。
ちなみにPVには女優のカイラー・リーや、スリップノットのジョーイ・ジョーディソンも出演しています。


マンソンはカバーが大好きな人です。
たとえばユーリズミックスの『Sweet Dreams(Are Made Of This)』やデペッシュ・モードの『Personal Jesus』のようなエレポップから、ラモーンズの『KKK Took My Baby Away』のようなパンク、AC/DCの『Highway To Hell』『Shoot To Thrill』のようなハードロック、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスの『I Put A Spell On You』のようなR&B、ジョン・レノンの『Working Class Hero』やドアーズの『Five To One』のようなロック・クラシック、果ては映画『M.A.S.H』の挿入歌『Suicide Is Painless』まで、その音楽への造詣の深さを物語るように、ジャンルも多岐にわたっています。
また『Lunchbox』でアーサー・ブラウンの『Fire』を引用したり、『I Don't Like Drugs』でデヴィッド・ボウイの『Fame』を、『Rock Is Dead』でイギー・ポップの『Passenger』をちらりと匂わせるあたりも、マニア心を刺激する憎さがあります。
あんな風体やパフォーマンスの人ですけど、子供の頃は僕と同じようなロック大好き少年だったんだろうな、と思うと、ちょっと微笑ましくなりますね。


なおマンソンの過去記事についてはこちらを。


2011-05-28 - 星屑のイノセンス