システム・オブ・ア・ダウン

今日はハードにシステム・オブ・ア・ダウンです。
システム・オブ・ア・ダウンアメリカのバンドで、社会的・政治的メッセージの強い歌を歌うことで有名です。
またメンバー全員がロサンゼルスのアルメニア・コミュニティ出身であり、そのせいか歌い方などに西洋っぽくない独特の癖があります。
デス声、ハイトーン、シャウト、その他もろもろを使いこなす歌唱は、その癖のせいもあって不思議な味が出ていて、聴いていて非常に面白いですね。
バンドは一時活動を停止していましたが、今年活動を再開し、ツアーなどを行っています。


System Of A Down - Chop Suey!


01年にリリースされた2ndアルバム『Toxicity』(邦題は『毒性』)に収録された曲。
ストップ・アンド・ゴーの過剰な展開と、そこから来る緊張と弛緩が味わい深い一曲です。
早口でまくし立てる攻撃的な冒頭部分と、後半の意外な哀愁メロディーの組み合わせが個人的には好きですね。
短いながらもいろいろな情景が詰まっている、という意味では素晴らしい楽曲かもしれません。


System Of A Down - Toxicity


『Toxicity』のタイトルナンバーですね。
空耳アワーでもおなじみの一曲。3:34ころに「くわえないでケンジさん」って聞こえる部分があります。
まあそれはそれとして、サージ・タンギアンの訴えのような歌声がへヴィな演奏と上手くかみ合っていて、深みのある哀愁を感じさせてくれる曲です。
8分の6拍子で歌いづらそうな曲ではあるんですが、「Disorder!」の叫びは思わず気合が入ります。
イントロからタメを効かせ、サビでも完全には爆発させずに、終盤のギターソロで一気に爆発させる、この流れが最高にカッコいい!!


驚いたことに去年行ったDAMのカラオケには、両曲とも入ってました。
僕は選曲中にこれを見て狂喜し、つい唆されて歌っちゃって、そのあまりの下手さ加減に爆笑されたという思い出があるのですが。
しかしこんな日本で知名度があるとも思えない曲が歌えるとは、なんともすごい世の中になったものです。カラオケ、なめてました。