コーン

昨日の続き。
テリー・ボジオが一時期在籍していた(といっても正式メンバーではなくヘルプのようですが)のがコーンです。
コーンは当時一般に「ニュー・メタル」と呼ばれたジャンルに属する音で、へヴィメタルにヒップホップの要素を加えた音楽性、ひどく軋んでいて限界まで重いカオティックな音が特徴です。
ヒップホップの要素を加えるといってもいろいろありますが、コーンはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやリンプ・ビズキットのようにラップをそのままロックに取り入れるという形ではなく、ヒップホップ特有のタメをロックの中に取り入れることを重視しています。
またジョナサン・デイヴィスの吐き散らかされるようなヴォーカルから繰り出される、自虐的な絶望感を剥き出しにした重苦しい歌詞、徹底的にダウンチューニングされた7弦ギターから繰り出されるリフ、中音域を完全にカットし独得のスラッピング奏法で打楽器のように演奏されるベース、一発一発が重く繰り出されるドラムスと、サウンド自体も斬新かつ特異で、一時は彼らを真似したかのようなバンドが巷に溢れかえるようになりました。
僕は最初聴いたときは「これはちょっとうるさいなあ」としか思わなかったんですが、そのうち作風が変化して、多少洗練されたように思えるようになってからは聴くようになりました。


KoRn - Y'all Want A Single


03年にリリースされた6thアルバム『Take A Look In The Mirror』に収録されている曲。
非常にヘビーな音圧を持っていますが、「ポクテー、ポクテー」(実際は「Fuck That」)の連呼がノリがよくて癖になる曲です。
歌詞はヒアリングできなくて和訳サイトで読みましたけど、たびたび出てくる「シングルが欲しいんだろ?」という一節が商業主義的なロックに対するアンチテーゼみたいでめっちゃロックしてますww
しかしCD屋破壊とか楽しそうだな。僕もやってみたいww


【追記】


YouTubeにアップされている動画は、歌詞が差し替えられたのか「ポクテー」ではなく「ソクテー」と言っているように聞こえるようになってました。
マリリン・マンソンの『Beautiful People』も歌詞を差し替えてアップし直したことがあったんで、それ自体は別に驚きはしないんですけど、おかげで文章が嘘くさくなってしまって困っちゃいましたね。
とりあえずニコニコ動画に旧バージョンの動画があったので、それを載せておくことにします。こっちは「ポクテー」のままなので。


KoRn - Y'all Want A Single

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