スマッシング・パンプキンズ

今日はたまたま通勤中に聴いた、スマッシング・パンプキンズです。
略称の「スマパン」で、日本でも有名なバンドですね。
初期はヘヴィでノイジーな音でしたが、キャリアを重ねるにつれチェロやバイオリンを使用した曲や、クリーントーンで歌い上げる曲で数々のヒットを飛ばすようになりました。
全作品を通じて、ドラマチックな楽曲構成や歌詞は他のバンドの追随を許さず、90年代グランジの代表的なバンドのひとつとして、ニルヴァーナとして並び称されるほどの存在でした。


Smashing Pumpkins - Tonight,Tonight


オーケストラとロックがうまく融合した名曲。
壮大なオーケストレーションと美しいメロディの上に乗る、ビリー・コーガンのダミ声が哀愁を引き立てています。
普通はミスマッチだろと思うでしょうが、これが予想だにしない奇跡を生んでいて、音楽のマッチングの不思議さにある意味感銘を受けた曲でもありました。
一聴するとブリティッシュ系にしか聞こえないところもミソ。
それと大昔のSF映画を思わせる、ノスタルジックなPVも良いです。


彼らは後期になるとエレクトロ、ニューウェーブという言葉を連想させる作風となり、大ヒットした作風を自ら壊すというオルタナティヴな行動に出ますが、従来の音楽性を期待する保守的なファンからソッポを向かれてしまい、メンバー感の不和もあって00年に解散してしまいます。
しかし06年には再結成して、現在も活動しています。